Ciscoがアドバイザリ3件をリリース - 一部で悪用コードが利用可能
Cisco Systemsは現地時間2025年1月22日、同社製品に関する3件のセキュリティアドバイザリを公開した。一部脆弱性はすでに悪用コードが利用可能だという。
「Cisco Meeting Management」の「REST API」における認可の不備「CVE-2025-20156」をはじめ、3件のセキュリティアドバイザリを公開したもの。「CVE-2025-20156」については権限昇格のおそれがあり、重要度を「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。
さらに「Cisco BroadWorks」では、SIPリクエスト処理においてサービス拒否の脆弱性「CVE-2025-20165」が判明した。認証なしに悪用が可能で、メモリの枯渇を引き起こすことが可能。CVSS基本値は「7.5」、重要度は重要度が「高(High)」とレーティングされている。
また「ClamAV」の「OLE2復号化ルーチン」にヒープバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2025-20128」が判明。WindowsやmacOS、Linux向けに提供している「Secure Endpoint Connector」が影響を受けるという。
スキャンプロセスを終了させ、サービス拒否を引き起こすことが可能としており、CVSS基本値が「5.3」、重要度は「中(Medium)」とした。
脆弱性の判明を受けて、同社は各製品に向けてアップデートをリリース。いずれの脆弱性も悪用は確認されていないが、「CVE-2025-20128」については、すでに概念実証のエクスプロイトコードが利用可能な状況としており、注意が必要となる。
(Security NEXT - 2025/01/24 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
委員名簿ファイルを送信メールに誤添付 - 三重県
児童へ宿題返却時に成績書類をわたすミス - 名古屋市
委託先でメール誤送信、メアド流出 - 横須賀市
フィッシング被害から個人情報流出や不正メール送信が発生 - 日本無線
東亜大に不正アクセス、サイト改ざんで判明 - サーバ内部に個人情報
米子会社にサイバー攻撃、従業員情報流出の可能性 - トピー工業
「Microsoft Edge」にアップデート - Chromiumの脆弱性修正を反映
「Chrome」のGPU脆弱性修正、WebKit関連のゼロデイ脆弱性と判明
先週注目された記事(2025年3月9日〜2025年3月15日)
「PHP」に複数脆弱性 - セキュリティアップデートがリリース