Ivanti、「外部整合性チェックツール」の機能強化版を公開
リモートアクセス製品「Ivanti Connect Secure(旧Pulse Connect Secure)」「Ivanti Policy Secure Gateway」に深刻な脆弱性が明らかとなった問題で、Ivantiは機能を強化した「外部整合性チェックツールICT」を現地時間2月27日に公開した。
問題とされる「CVE-2023-46805」「CVE-2024-21887」は、組み合わせることでリモートよりコードの実行が可能となる脆弱性。現地時間1月10日にアドバイザリが公開された。
公開前よりゼロデイ攻撃に悪用されていたことにくわえ、1月中旬に実証コードが公開されており、その後は多様な攻撃に悪用されている。同社は緩和策をアナウンスするとともに、1月後半より順次アップデートを展開した。
同社では、これまでも侵害状況などを調査するために「内部整合性チェックツール(In-Build ICT)」「外部整合性チェックツール(external ICT)」を提供してきたが、機能を強化した「外部整合性チェックツール」を現地時間2月27日にリリースした。
同社は今回公開したツールについて、システムにおけるファイルの可視性を向上させると説明。スナップショットを復号化した状態で提供するため、あたらしいファイルやファイルの変更を検知した際にレビューできるとしている。
工場出荷時の状態へリセットし、パッチを適用した場合は、「内部整合性チェックツール」と今回あらたにリリースした最新の「外部整合性チェックツール」を継続的に実行するよう求めている。
(Security NEXT - 2024/03/01 )
ツイート
関連リンク
- Ivanti :KB CVE-2023-46805 & CVE-2024-21887 for Ivanti Connect Secure and Ivanti Policy Secure Gateways
- Ivanti :Enhanced External Integrity Checking Tool to Provide Additional Visibility and Protection for Customers Against Evolving Threat Actor Techniques in Relation to Previously Disclosed Vulnerabilities
- Ivanti
PR
関連記事
従業員アカウントが不正利用、フィッシング踏み台に - 常石G
通信機器経由でサイバー攻撃、侵害サーバに顧客情報 - 日本プラスト
海外グループ会社でインシデント、影響を調査 - 電通グループ
2月に「セキュキャン2026フォーラム」開催 - 活動成果を募集
「CSIRTスタータキット」の改訂版を公開 - 日本シーサート協議会
柏崎刈羽原発説明会の情報公開文書でマスキング漏れ - 新潟県
「Kea DHCP」にサービス拒否の脆弱性 - アップデートが公開
「WordPress」のキャッシュプラグインにXSS脆弱性
米当局、「WSUS」脆弱性で対象サーバの特定や侵害監視を呼びかけ
メールを「CC」送信で学生のメアド流出 - 神戸外大生協

