米CISA、「AMI MegaRAC SPx」や「FortiOS」の既知脆弱性悪用を警告
米政府は、AMI製サーバ向けソフトウェアや「FortiOS」などの既知脆弱性が悪用されているとして注意喚起を行った。
米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)では現地時間2025年6月25日、悪用されている脆弱性3件を「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ追加。米行政機関へ対応を求めるとともに注意を喚起した。
「CVE-2024-54085」は、遠隔管理や監視のため、一部エンタープライズ向けサーバ機器のBMC(Baseboard Management Controller)に搭載されているAMI製ソフトウェア「AMI MegaRAC SPx」に見つかった深刻な脆弱性。
2025年3月にセキュリティアドバイザリが公開されており、リモート管理に用いる「Redfish Host Interface」において認証をバイパスできる。共通脆弱性評価システム「CVSSv4.0」のベーススコアは、最高値の「10.0」と評価されている。
また「CVE-2019-6693」は、FortinetのUTM機器に搭載されている「FortiOS」の脆弱性。設定バックアップファイル内の機密データが、製品内にハードコードされた鍵で暗号化されており、悪用が確認されているという。
(Security NEXT - 2025/06/27 )
ツイート
PR
関連記事
マルウェア対策製品「Avast」「AVG」に深刻な脆弱性
Synology製NAS「BeeStation」に深刻な脆弱性 - 修正版が公開
米当局、「WatchGuard Firebox」など脆弱性3件の悪用に注意喚起
ビデオ会議サービスのZoom、脆弱性9件を公表
「MS Edge」のアップデート、脆弱性5件を修正
MS、11月の月例修正パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性にも対応
「Chrome」のスクリプトエンジン「V8」に脆弱性 - 修正版を公開
「Firefox 145」をリリース - 16件の脆弱性に対処
「Ivanti EPM」にセキュリティアップデート - 脆弱性3件を修正
WatchGuardのVPNクライアントに脆弱性 - Windows版に影響

