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偽警告にだまされ、個人情報流出か - やまがた農業支援センター

やまがた農業支援センターは、職員がパソコンを利用していたところ「偽警告」に騙され、端末内部のデータを消去されたことを明らかにした。個人情報が外部に流出した可能性もある。

同団体によれば、5月8日正午過ぎに、職員がパソコンを操作していたところ、画面に「ウイルス感染」のメッセージが表示され、記載された電話番号へ連絡。相手の指示に従い、遠隔操作アプリをインストールしてしまったという。

約30分後、相手の対応を不審に思い、パソコンの電源を強制的に落とした。同日夕方にリース事業者が同パソコン内に遠隔操作アプリがインストールされていることを確認。端末内部のデータを消去されており、個人情報が窃取された可能性があることがわかった。

対象となるのは、2024年度における農地中間管理事業に関する全契約者情報約3万2000件。氏名、住所、電話番号、生年月日、金融機関口座情報、契約情報など。

2023年度以前の契約者に関する個人情報も保存されていたが、データが消去されたため、正確な内容を把握できないとしている。

同センターでは、対象となる契約者に注意喚起の書面を発送するなど、対応を進めている。

(Security NEXT - 2025/05/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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