無許可の患者情報持ち出し、サポート詐欺被害から発覚 - 近大病院
近畿大学病院は、同院産婦人科において医師によるデータの不正な持ち出しや、データの誤提供など個人情報の取り扱いに関する事故が複数発生したことを明らかにした。
同院によれば、当時非常勤の勤務医が、患者情報を許可なく院外へ持ち出していたもの。同医師が、2月29日に別の医療機関で勤務中、個人所有のパソコンでインターネットを利用していたところ、いわゆる「サポート詐欺」の被害に遭い、調査の過程で発覚した。
サポート被害に遭った端末には、近畿大学病院の患者2003人に関する氏名、患者ID、年齢、診療情報が含まれる。
研究等の目的で患者情報を持ち出す際、承認を受ける規則だったが守られておらず、無断で持ち出し、研究が終了した後も削除せず保有していたという。
また同院では、健診時に撮影したエコー動画をUSBメモリに保存し、希望する妊婦に提供していたが、別の妊婦の動画を誤って提供していたことが判明した。
(Security NEXT - 2024/05/21 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
F5にサイバー攻撃 - 未公開の脆弱性含む機器関連情報が流出
Adobe、12製品で修正パッチを公開 - クリティカル脆弱性を解消
「Firefox 144」がリリース - 複数の脆弱性を修正
ビデオ会議の「Zoom」に複数脆弱性 - 最新版に更新を
商談会の案内メールで送信ミス、メアドが流出 - 長野県産業振興機構
MS、10月の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性3件に対応
JPAAWG年次イベント、参加登録を受付 - オンライン参加も対応
岡山県が運営する複数サイトで改ざん - 一時復旧するも再び被害
サイバー攻撃で個人情報流出の可能性 - アサヒグループHD
「Rapid7」「SKYSEA」など脆弱性5件の悪用に注意喚起 - 米当局