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サポート詐欺被害でイベント参加者名簿が流出の可能性 - 山口市

山口市は、やまぐちサッカー交流広場の職員がサポート詐欺に遭い、イベント参加者の個人情報が流出した可能性があることを明らかにした。

同市によれば、八坂地区むらづくり協議会を指定管理者とするやまぐちサッカー交流広場において、3月2日20時ごろ、職員が施設のパソコンでインターネットを閲覧していた際、画面に表示された偽のセキュリティ警告にだまされる被害に遭ったという。

職員は偽警告に表示された連絡先に電話。通話先の人物による指示に従いパソコンを操作したところ、画面が黒くなりパソコンを使用できなくなった。

ネットワークからパソコンを隔離するまでに同施設のサーバへ不正アクセスされ、指定管理者が主催したイベントの参加者名簿が流出した可能性がある。名簿には120人分の氏名、住所、電話番号、生年月日、年齢が含まれていた。

流出の有無について引き続き調査を進めるとともに、指定管理者より流出の可能性がある対象者に対して経緯の報告や謝罪を行っている。

(Security NEXT - 2024/03/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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