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委託先がサポート詐欺被害、個人情報流出のおそれも - 焼津市

静岡県焼津市は、深層水脱塩施設の管理運営を行う業務委託先がいわゆる「サポート詐欺」の被害に遭ったことを明らかにした。職員が金銭をだまし取られたほか、個人情報が流出した可能性もあるという。

同市によれば、業務を委託している静岡県水産加工業協同組合連合会の職員が、3月14日夕方に事務所でパソコンを操作していたところ、マルウェアに感染したなどとだます偽警告画面が表示され、電話で連絡を取り指示に従ってしまったという。

翌15日に別の職員が同パソコンの電源を入れたところ、遠隔操作を行っていると見られる見慣れない画面が表示されたことから、同市へ報告。同市では情報流出のおそれがあるとして端末を回収した。

問題の通話では、日本語を話す外国人らしき人物が電話口で対応。プリペイドカードを購入して記載された番号を送信するよう促されたという。

8万円の要求があり、入力ミスがあったなどと説明され、数度にわたって入力を求められ、金銭をだまし取られた。

(Security NEXT - 2024/04/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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