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あらたなIvanti脆弱性 - パッチ分析で特定し、3月中旬より攻撃展開か

3月中旬より悪用の兆候があり、脆弱性を用いてあらたなマルウェア「TRAILBLAZE」「BRUSHFIRE」などを展開していた。これらマルウェアはメモリ上でのみ動作し、非永続的で検知を回避するという。

中国との関係が疑われる攻撃グループ「UNC5221」が関与しているとされるマルウェアファミリー「SPAWN」も、引き続き展開されていることを確認している。

「UNC5221」は、「CVE-2025-0282」に対してゼロデイ攻撃を展開したことでも知られるグループ。「CVE-2023-46805」「CVE-2024-21887」などを悪用したことも判明している。

また同グループは、Ivanti製品に限らず「NetScaler ADC」および「NetScaler Gateway」に関する「CVE-2023-4966」へのゼロデイ攻撃なども展開していた。

多様なツール群を活用し、幅広い国や業種をターゲットとしてエッジデバイスへ攻撃を行っているとし、Mandiantでは警戒を呼びかけている。

(Security NEXT - 2025/04/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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