あらたなIvanti脆弱性 - パッチ分析で特定し、3月中旬より攻撃展開か
Ivantiのリモートアクセス製品「Ivanti Connect Secure(ICS)」に脆弱性「CVE-2025-22457」が見つかった問題で、Mandiantは、少なくとも3月中旬より悪用されているとの見方を示した。
「CVE-2025-22457」は、バッファオーバーフローによりリモートよりコードの実行が可能となる脆弱性。2025年2月11日にリリースされた「ICS 22.7R2.6」にて修正されている。「ICS 22.7R2.5」および以前のバージョンやサポートが終了している「Pulse Connect Secure 9.1x」なども影響を受ける。
当初Ivantiでは、同問題についてコード実行やサービス拒否などを引き起こすことはできないと評価。Google Cloud傘下のMandiantもサービス拒否のみ生じる低リスクの脆弱性とみなしていた。
しかし、その後精巧な手法によりコードが実行可能であることが判明。認証を必要とすることなくリモートから悪用でき、実際に悪用も確認された。
Mandiantは、攻撃者がアップデートの修正内容を解析し、脆弱性の悪用方法を特定したのではないかと分析している。
(Security NEXT - 2025/04/04 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
個人情報含むファイルを複数行政機関へ誤送信 - 長野県
大学病院の患者情報含むUSBメモリが所在不明 - 兵医大
ランサム感染でネットワーク遮断、授業は継続 - 宮学女大
「Kibana」にプロトタイプ汚染の脆弱性 - アップデートや緩和策
「Firefox」のJavaScript処理に脆弱性 - 重要度「クリティカル」
「Auth0」のSDKに脆弱性 - 各プラットフォーム向けにアップデート
「glibc」に深刻な脆弱性 - 2024年のアップデートで修正済み
多要素認証製品「Advanced Authentication」に脆弱性 - 4月更新で修正済み
先週注目された記事(2025年5月11日〜2025年5月17日)
「macOS」にアップデート - 多数脆弱性を解消