Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

米当局、1月は14件の脆弱性悪用について注意喚起

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、2025年1月に「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ14件の脆弱性を追加した。

CISAでは悪用が確認されている脆弱性を同リストへ登録し、注意喚起を行っている。米国内の行政機関では指定された期間に対応する義務が生じるほか、広く悪用されるおそれがあることから製品利用者も注意が必要となる。

同月に追加された14件のうち、6件は2025年に入ってからCVE番号が採番された脆弱性だった。

Windowsに関する脆弱性「CVE-2025-21333」「CVE-2025-21334」「CVE-2025-21335」のほか、Appleの「iOS」や「macOS」が影響を受ける「CVE-2025-24085」など、アドバイザリのリリース時にはすでに悪用が確認されていた。

さらに「Ivanti Connect Secure」「Ivanti Policy Secure」「Ivanti ZTA Gateways」に判明した「CVE-2025-0282」、SonicWallの「SMA 1000」に判明した「CVE-2025-23006」など、ネットワークゲートウェイに設置する機器の脆弱性も引き続き標的となっている。

20250207_ke_001.jpg
「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ追加された脆弱性の件数推移

(Security NEXT - 2025/02/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
県サイト資料に非公開の個人情報、マスキング未処理 - 静岡県
職員用グループウェアがランサム被害、生徒情報流出か - 向上学園
自治体委託イベントの申込フォームに不備 - 個人情報が閲覧可能に
サイバー攻撃被害が判明、内部情報へアクセスされた痕跡 - BBT
個人情報含む記憶媒体紛失、教諭2人を懲戒処分 - 北海道
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局