NVIDIAのGPUディスプレイドライバや仮想GPUソフトに複数脆弱性
NVIDIAは、WindowsおよびLinux環境向けに提供しているGPUディスプレイドライバなどに複数の脆弱性が確認されたとしてアップデートをリリースした。
現地時間2025年7月24日にセキュリティアドバイザリを公開し、GPUディスプレイドライバの脆弱性や仮想GPU(vGPU)ソフトウェアに関する脆弱性について明らかにしたもの。
GPUディスプレイドライバに関しては8件の脆弱性が確認された。このうち権限昇格の脆弱性「CVE-2025-23276」、域外メモリへのアクセス「CVE-2025-23277」をはじめ、「CVE-2025-23278」「CVE-2025-23279」「CVE-2025-23281」の5件については重要度を「高(High)」としている。あわせて「中(Medium)」1件、「低(Low)」2件が明らかとなった。
「仮想GPU(vGPU)ソフトウェア」では、4件の脆弱性が判明しており、スタックバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2025-23283」「CVE-2025-23284」については重要度が「高(High)」とした。あわせて「中(Medium)」「低(Low)」とされる脆弱性もそれぞれ1件判明している。
同社では、各プラットフォームのブランチ向けに脆弱性を修正したドライバをリリース。あわせて「vGPUソフトウェア」のアップデートを提供している。
今回アドバイザリで明らかにされた脆弱性は以下のとおり。
CVE-2025-23276
CVE-2025-23277
CVE-2025-23278
CVE-2025-23279
CVE-2025-23281
CVE-2025-23283
CVE-2025-23284
CVE-2025-23285
CVE-2025-23286
CVE-2025-23287
CVE-2025-23288
CVE-2025-23290
(Security NEXT - 2025/07/25 )
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