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「Ivanti Connect Secure」などに深刻な脆弱性 - すでに悪用も

Ivantiのリモートアクセス製品「Ivanti Connect Secure」「Ivanti Policy Secure」「Neurons for ZTA Gateways」に深刻な脆弱性が明らかになった。すでにゼロデイ攻撃が確認されている。

同社は現地時間1月8日にセキュリティアドバイザリを公開。認証を必要とすることなくリモートからコードを実行することが可能となる脆弱性「CVE-2025-0282」や、権限昇格のおそれがある「CVE-2025-0283」について明らかにした。

「CVE-2025-0282」は、スタックベースのバッファオーバーフローに起因する脆弱性で、すでに一部顧客の「Ivanti Connect Secure」において悪用されたことが判明しているという。

ただし、アドバイザリの公開時点で「Ivanti Policy Secure」「Neurons for ZTA Gateways」における侵害の報告は確認されていない。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「CVE-2025-0282」が「9.0」、「CVE-2025-0283」が「7.0」と評価されている。重要度はそれぞれ「クリティカル(Critical)」「高(High)」とレーティングした。

(Security NEXT - 2025/01/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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