Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

SonicWall製VPN「SMA1000」に深刻な脆弱性 - すでに悪用か

SonicWallのリモートアクセス製品「Secure Mobile Access(SMA)1000」シリーズに深刻な脆弱性が明らかとなった。攻撃者によって脆弱性を悪用されている可能性があるとして、アップデートが強く呼びかけられている。

現地時間2025年1月22日にアドバイザリを公開し、信頼できないデータをデシリアライズすることに起因する脆弱性「CVE-2025-23006」について明らかにしたもの。

「アプライアンス管理コンソール(AMC)」や「中央管理コンソール(CMC)」において、認証を必要とすることなくリモートから任意のOSコマンドを実行することが可能。ファームウェアのバージョンが「12.4.3-02804」および以前のバージョンに影響がある。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは「9.8」と評価。重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

同脆弱性はマイクロソフト脅威インテリジェンスセンター(MSTIC)より報告された。複数の攻撃者によって悪用されている可能性があるとの報告も受けているという。

(Security NEXT - 2025/01/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

NVIDIA、アドバイザリ4件を公開 - 複数製品の脆弱性を解消
「PandasAI」にプロンプトインジェクションの脆弱性
米当局、悪用が確認されている脆弱性6件に注意喚起
Ivanti、アドバイザリ3件を公開 - 深刻な脆弱性などへ対処
IvantiのVPNやアクセス制御製品に複数の脆弱性 - 「クリティカル」も
GitLab、4件の脆弱性に対応したアップデートを公開
ブラウザ「Chrome」にアップデート - 4件の脆弱性を修正
システムにランサム攻撃、バックアップで復元 - 興洋海運
メルアカに不正アクセス、フィッシングの踏み台に - SVリーグ
一部サーバでランサム被害、生産活動の影響なし - 光精工