Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

2025年最初のMS月例パッチ - ゼロデイ脆弱性など158件を修正

マイクロソフトは現地時間2025年1月14日、2025年最初の月例セキュリティ更新を公開し、158件の脆弱性に対応した。このうち3件の脆弱性についてはすでに悪用が確認されているという。

今回のアップデートでは、「Windows」「MS Office」をはじめ、「BitLocker」「Hyper-V」「Active Directory」「Windows Kerberos」「Microsoft AutoUpdate」「.NET」「Visual Studio」など、多岐にわたる脆弱性を解消している。

CVEベースで158件の脆弱性に対応した。最大重要度を見ると、4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性が10件。次に高い「重要(Important)」とされる脆弱性が148件だった。

脆弱性によって影響は異なるが、58件はコードをリモートから実行されるおそれがあり、40件については権限昇格のおそれがある。さらに情報漏洩の脆弱性22件のほか、サービス拒否の脆弱性20件、セキュリティ機能をバイパスされる脆弱性13件、なりすましの脆弱性5件に対応している。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3」におけるベーススコアを見ると、99件が「7.0」以上と評価されており、このうち「9.0」以上とされる脆弱性は3件だった。

(Security NEXT - 2025/01/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Apache StreamPark」に暗号化などの脆弱性3件が判明
「OpenShift GitOps」に権限昇格の脆弱性 - クラスタ掌握のおそれ
フィッシング契機に第三者が端末操作、個人情報流出か - 共立メンテナンス
ランサム被害で写真や動画が流出、調査を実施 - 横須賀学院
委託調査の関連データが保存されたPCを紛失 - 埼玉県
CiscoやSonicWallのゼロデイ脆弱性悪用に注意喚起 - 米CISA
「Node.js」のアップデートが再延期 - 年明け2026年1月7日を予定
リフト券販売サイトが改ざん、個人情報が流出 - 片品村
SonicWallのリモートアクセス製品「SMA1000」にゼロデイ脆弱性
「Apache Airflow」の開発用拡張コンポーネントにRCE脆弱性