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Ivanti脆弱性、PoC公開で攻撃増 - 痕跡消去の可能性も踏まえ調査を

攻撃者によって侵害されたおそれがあり、同製品から構成や設定情報、資格情報などを窃取された可能性がある場合は、さらなる対応や調査を行うよう注意を促した。

資格情報の変更、窃取された資格情報を用いた「VPN」や「RDP」における認証の試行、不正なログインなどが発生していないか監視したり、確認することを推奨している。

また調査に関連し、Ivantiが提供する「整合性チェックツール(Integrity Checker Tool)」の実行にあたって、ダウンロードして実行する「外部整合性チェックツール(external ICT)」については、再起動がともなうと指摘。

機器の「内部整合性チェックツール(In-Build ICT)」が利用できる場合は、そちらを最初に利用することを検討するよう求めた。

またIvantiでは、「内部整合性チェックツール」の出力結果が改ざんされる攻撃を確認しており、「外部整合性チェックツール」を実行することも推奨されているとして、同社の情報をもとに対応を進めるよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/01/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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