Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

NVIDIAのAIプラットフォームに脆弱性 - 「クリティカル」3件

NVIDIAは、エンタープライズ向け機械学習システム「NVIDIA DGXプラットフォーム」のファームウェアに脆弱性が明らかになったとして現地時間1月11日にセキュリティアップデートをリリースした。

「NVIDIA DGX H100」「同A100」においてあわせて11件の脆弱性が明らかになったもの。重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性が3件含まれる。

具体的には、「Baseboard Management Controller(BMC)」におけるホストKVMデーモンに「CVE-2023-31029」「CVE-2023-31030」「CVE-2023-31024」の脆弱性が判明した。

ネットワークにおいて細工したパケットを送信することで認証なしにスタックオーバーフローを引き起こすことが可能で、コードの実行やサービス拒否、情報漏洩、データ改ざんなどが生じるおそれがある。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは、「CVE-2023-31029」「CVE-2023-31030」が「9.3」、「CVE-2023-31024」が「9.0」と評価されている。

(Security NEXT - 2024/01/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Tenable Identity Exposure」に脆弱性 - 2月の更新で修正済み
個人情報を6機関に誤送信、転送され規模が20倍超に - 岐阜県
報道記者が個人情報含む資料を一時紛失 - ABCテレビ
約40万件の個人情報が流出した可能性 - ニデック子会社
CrowdStrike導入したWindows端末の97%以上がオンラインに
Acronisのデータバックアップ用インフラ製品に深刻な脆弱性 - すでに悪用も
CrowdStrikeによる障害、約850万台に影響 - あらたな復旧方法も準備中
組込システムの検証テストツール「NI VeriStand」に複数脆弱性
SonicWall、「Blast-RADIUS」の緩和策でアドバイザリ
「Spring Cloud Data Flow」に深刻な脆弱性 - アップデートが公開