Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Atlassian Confluence」に脆弱性 - 重大なデータ損失を招くおそれ

「Atlassian Confluence」に認証不備の脆弱性が明らかとなった。大きな影響を及ぼすおそれがあり、早急に対策を講じるよう呼びかけている。

「Confluence Server」「同Data Center」に認証不備の脆弱性「CVE-2023-22518」が存在するとして、現地時間10月31日にセキュリティアドバイザリを公表した。10月初旬にゼロデイ脆弱性「CVE-2023-22515」が公表されているが、別の脆弱性となる。

「CVE-2023-22518」が悪用された場合、情報漏洩などが生じることはなく、機密性に影響を及ぼすことはないが、重大なデータ損失を招く恐れがあるという。

同社では共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」において同脆弱性のベーススコアを「9.1」と評価。重要度を「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

現地時間10月31日の時点で悪用は確認されていない。同社では、「同8.6.1」「同8.5.3」「同8.4.4」「同8.3.4」「同7.19.16」にて同脆弱性を修正しており、利用者に対してアップデートを呼びかけている。

パッチを適用できない場合は、インスタンスをバックアップし、適用できるようになるまでインターネットからのアクセスを制限する緩和策の実施を求めている。

(Security NEXT - 2023/11/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「FortiOS」に複数脆弱性 - 権限の昇格やセッション管理不備など修正
「Chrome」に複数脆弱性 - セキュリティアップデートで解消
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
MS、6月の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性などへ対応
ATM取引情報が保存された外部記録媒体を紛失 - 苫小牧信金
県営住宅家賃滞納者情報含む一部督促状を誤送付 - 神奈川県
廃棄カルテが一般ゴミに紛れる、搬送中に飛散 - 薩摩川内市
職業性曝露事故の関係者情報含むUSBメモリが所在不明 - 秋田大病院
メルアカ乗っ取り被害、スパム送信の踏み台に - MaOI機構
RSSフィードが改ざん、外部サイトのリンク混入 - リョーサン菱洋HD