Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

米当局、脆弱性悪用リストに3件の脆弱性を追加

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、現地時間10月5日に3件の脆弱性を「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ追加した。

具体的には、現地時間10月4日にセキュリティアドバイザリがリリースされた「Atlassian Confluence Server」「同Data Center」に関する脆弱性「CVE-2023-22515」を追加。権限昇格の脆弱性で、複数の利用者においてゼロデイ攻撃が確認されている。

またAppleのスマートデバイスに明らかとなったカーネルの脆弱性「CVE-2023-42824」を同リストへ加えた。現地時間10月4日にリリースされた「iOS 17.0.3」「iPadOS 17.0.3」にて修正が行われている。

さらに、Progress Software(旧Ipswitch)が提供するビジネス向けFTPサーバ「WS_FTP Server」の脆弱性「CVE-2023-40044」についても悪用が確認されているとして対策を求めた。

同リストに追加された脆弱性は、米行政機関において一定期間内に対応する義務が生じる。また追加された脆弱性そのものは広く悪用される可能性があるため、利用者は注意が必要となる。

(Security NEXT - 2023/10/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

問合フォームより送信された資料が外部閲覧可能に - 充電池リサイクル団体
市サイトに農地所有者の個人情報を誤掲載 - みどり市
患者情報含む資料が流出、一部院外で回収 - 東北医科薬科大
ワイン通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
Google、ブラウザ最新版「Chrome 120」を公開 - 脆弱性を解消
「Apache Struts」にアップデート - 「クリティカル」の脆弱性に対応
「Qlik Sense Enterprise」の脆弱性が標的に - ランサム攻撃でも
「経産省サイバーセキュリティ課」をかたる偽電話が急増
申込フォームで個人情報が閲覧可能に - 大阪市コミュニティ協会
Windows向けのバイナリエディタ「Frhed」に脆弱性