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ビジネス向けFTPサーバ「WS_FTP」に脆弱性 - すでに悪用も

Progress Software(旧Ipswitch)が提供するビジネス向けFTPサーバ「WS_FTP Server」に複数の深刻な脆弱性が明らかとなった。一部はすでに悪用が確認されている。

同社では、現地時間9月27日にアドバイザリを公開し、同製品に関する8件の脆弱性を明らかにした。このうち2件「CVE-2023-40044」「CVE-2023-42657」については、重要度がもっとも高い「クリティカル(Critical)」と評価されている。

「CVE-2023-40044」は、個人間のファイル転送を可視化するために用いられる「Ad Hoc転送モジュール」に明らかとなった脆弱性。悪用されるとリモートよりOS上でコードを実行されるおそれがある。

一方「CVE-2023-42657」は、ディレクトリトラバーサルの脆弱性。許可されたパスの外部にあるファイルやフォルダに対して削除や名称変更などを行うことが可能だという。

同社では、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアについて「CVE-2023-40044」を最高値である「10」、「CVE-2023-42657」を「9.9」と評価した。

(Security NEXT - 2023/10/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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