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「Cisco IOS」脆弱性、公表から7年後も攻撃が継続

Cisco Systemsは、「Cisco IOS」「Cisco IOS XE」に関する既知の脆弱性が、引き続き悪用されているとして利用者に修正版への移行を強く促した。

問題の脆弱性は、現地時間2018年3月28日に公表されたスマートインストール機能において確認されたバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2018-0171」。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは「9.8」と高く、重要度も4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされており、認証を必要とすることなくリモートからコードを実行されるおそれがある。

同脆弱性の公表翌月には実証コード(PoC)が公開されており、探索行為なども広く観測され、セキュリティ機関などが注意喚起を行っていた。2021年11月には悪用も確認されている。

同社は、現地時間2025年8月20日にアドバイザリを更新し、「CVE-2018-0171」に対する攻撃活動が継続して発生していると説明。できるだけ早急にアップデートを実施し、脆弱性を解消するよう利用者へ呼びかけた。

(Security NEXT - 2025/08/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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