Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

macOSにアップデート - 悪用が確認された脆弱性を修正

Appleは、Mac向けに最新OSとなる「macOS Ventura 13.4.1」「同Monterey 12.6.7」「同Big Sur 11.7.8」をリリースした。

今回のアップデートは、カーネル権限でコードの実行が可能となる脆弱性「CVE-2023-32434」や、細工されたコンテンツを読み込むとコードを実行されるおそれがある「WebKit」の脆弱性「CVE-2023-32439」に対処したもの。

「同Monterey 12.6.7」「同Big Sur 11.7.8」では「CVE-2023-32434」を修正した。「同Monterey」に対して「CVE-2023-32439」を修正する「Safari 16.5.1」をあわせてリリースしている。

「CVE-2023-32434」「CVE-2023-32439」のいずれも悪用の報告があるとしており、特に「CVE-2023-32434」に関しては「iOS 15.7」より以前のバージョンに対して攻撃が行われた可能性があるという。

同社はこれら脆弱性を解消するアップデートを「iPhone」や「iPad」向けにも提供している。

(Security NEXT - 2023/06/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

委託先で法定調書作成用の資料を誤送信 - 東急グループ会社
保護者の同意書を紛失、小学校職員室の机で保管 - 神戸市
「Sentry」のSSOに脆弱性 - なりすましのおそれ
Ivanti、3製品でアップデートを公開 - 脆弱性を解消
「Aviatrix Controller」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「NVIDIA Container Toolkit」に複数脆弱性 - アップデートを公開
「Ivanti EPM」に複数の深刻な脆弱性 - アップデートを公開
郵便局配達員が顧客情報を持出 - 誤配対策のため私物スマホで
中学校配布の出願システム用二次元コードで別人情報 - 大阪市
北朝鮮による暗号資産窃取に警戒を - 日米韓が共同声明