通販サイトは要警戒、偽管理画面に誘導するフィッシング - 顧客も標的に
フィッシング攻撃の誘導先となった外部サイトには、同プラットフォームの管理画面を模したフィッシングサイトが設置されていた。
BASEでは、1月30日の時点で数十にのぼるショップより、問い合わせフォーム経由で届いたフィッシングメールの誘導先サイトでログイン情報を入力してしまった可能性があるとの報告を受けているという。
被害に遭ったショップの購入者に対しては、ショップになりすましたフィッシングメールが送信されている。メールの本文には、「与信エラーにより決済が正常に完了していない」などと説明。再度支払う必要があるなどとして偽の決済ページへ誘導し、クレジットカード情報をだまし取ろうとしていた。
こうした被害について一部事業者も事態を明らかにしている。同プラットフォームを利用するエフエム東京では、注文管理画面が不正アクセスを受けたと公表。顧客の個人情報が流出した可能性があり、フィッシング攻撃が行われるおそれもあるとして利用者などへ注意喚起を行っている。
今回の問題についてBASEでは、「個人情報流出の特定までは至っていない」としつつも、フィッシング攻撃など何らかの方法でショップ管理画面へのログイン情報が流出した可能性があると説明した。
(Security NEXT - 2023/02/02 )
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