「Veeam Backup & Replication」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
バックアップソリューション「Veeam Backup & Replication」に深刻な脆弱性が明らかとなった。Windows向けエージェントの脆弱性とともに修正されている。
「Veeam Backup & Replication」では、バックアップサーバ上でコードが実行されるおそれがある「CVE-2025-23121」が明らかとなった。ドメインに参加しているバックアップサーバが影響を受けるとしており、ドメインに参加しているユーザーによって脆弱性の悪用が可能だという。
あわせてバックアップオペレーター権限を持つユーザーによって任意のコードが実行可能となる「CVE-2025-24286」も明らかとなった。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3」のベーススコアは「CVE-2025-23121」が「9.9」、「CVE-2025-24286」が「7.2」と評価されており、重要度はそれぞれ「クリティカル(Critical)」「高(High)」とレーティングされている。
また「Veeam Agent for Microsoft Windows」では、ローカル環境においてディレクトリの内容を変更し、より高い権限でコードを実行可能となる「CVE-2025-24287」が確認された。CVSS基本値は「6.1」、重要度は「中(Medium)」。
Veeam Softwareは、脆弱性を修正した「Veeam Backup & Replication 12.3.2」および「Veeam Agent for Microsoft Windows 6.3.2」をリリース。アップデートを呼びかけている。
(Security NEXT - 2025/06/19 )
ツイート
PR
関連記事
「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Cisco IOS XR」にDoSや署名バイパスの脆弱性 - 修正版リリース
「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 - 最新版で修正済み
工場向けMOMシステム「DELMIA Apriso」脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
Ivantiのエンドポイント管理やリモートアクセス製品に脆弱性
デバッグ支援ツール「NVIDIA NVDebug tool」に複数の脆弱性
ネットワーク監視ツール「Stork」に脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
GitLab、バグ報奨金プログラムで報告された脆弱性6件を解消
「Adobe Commerce」「Magento」に深刻な脆弱性 - Adobeと外部で温度差
MS、月例セキュリティ更新80件を公開 - 「緊急」8件などに対応