マルウェア対策ソフト「ClamAV」に深刻な脆弱性 - パッチが公開
オープンソースのマルウェア対策ソフトウェア「ClamAV」に深刻な脆弱性が明らかとなった。開発チームではアップデートを呼びかけている。
バージョンによって影響を受ける脆弱性は異なるが、複数の脆弱性が報告されたことを受け、開発チームでは現地時間2025年6月18日にセキュリティパッチをリリースした。
「CVE-2025-20260」は、「PDFファイル」の解析処理に判明したヒープベースのバッファオーバーフローが生じる脆弱性。
特定以上のスキャンサイズが設定された環境において、細工されたPDFファイルをスキャンするとプロセスがクラッシュし、任意のコードを実行されたり、サービス拒否に陥るおそれがある。
また「UDFファイル」の解析においてもバッファオーバーフローにより、サービス拒否や情報漏洩が生じる「CVE-2025-20234」が判明した。
(Security NEXT - 2025/06/19 )
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