Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

通販サイトは要警戒、偽管理画面に誘導するフィッシング - 顧客も標的に

通信販売サイトの運営者を狙ったフィッシング攻撃が確認された。管理画面のログイン情報を詐取し、盗み出した購入者情報をもとにさらなるフィッシング攻撃を展開しているものと見られる。

フィッシング攻撃の被害が確認されたのは、専門的な知識がなくてもオンラインショップを構築、運用できるプラットフォーム「BASE」にて、通信販売を展開する複数の事業者。

同プラットフォームを提供するBASEによると、1月9日に同プラットフォームを利用するショップより、購入者に対してフィッシングメールが送信されているとの連絡があり、問題を把握したという。

調査を進めたところ、第三者がBASEになりすまし、ショップ内の問い合わせフォームからフィッシングサイトへ誘導するURLを、ショップ関係者に送りつけていたことが翌10日に判明した。

購入者を装った問い合わせメールも確認されている。「購入しようとしたところ、エラーが出て注文できなかった」「画面にエラーメッセージが書いてあったので報告する」などと記載。あたかも修復ページへアクセスを促す管理者向けのメッセージやURLが表示されたかのようにだまし、偽サイトへ誘導していた。

(Security NEXT - 2023/02/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

保安手続の電子申請システムで事業者情報を誤表示 - 改修不備で
3月のMS月例パッチ、産業制御システムへの影響に注意を
「Spring Framework」に複数の脆弱性 - 重要度「Critical」も
入札情報公開時に誤って個人情報を公開 - 新潟県
電気やガスの偽請求メールに注意 - 未払で供給停止などと不安煽る
高校6クラス分の「遅刻者記録表」が所在不明に - 大阪府
Apple、「iOS/iPadOS 16.4」を公開 - 「同15.7.4」も同時リリース
Windowsの「Snipping Tool」にアップデート - 加工前に復元できる脆弱性
「OpenSSL」に脆弱性、重要度低く今後修正予定
MLOpsプラットフォーム「MLflow」に深刻な脆弱性