Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Apache Commons Text」に脆弱性「Text4Shell」 - 冷静な対応を

「CVE-2022-42889」は、文字列補間に起因する脆弱性であることから、「Apache Log4j」において類似する機能に明らかとなった脆弱性「Log4Shell」を想起させる「Text4Shell」「Act4Shell」とも呼ばれている。

一方で、「Log4Shell」ほどの影響はなく、こうした表現は誤解を招くおそれがあるとの指摘も出ており、冷静な対応が必要だ。

Apacheセキュリティチームは、両者の違いについて「Log4Shell」は信頼できない文字列を扱うことも多いログメッセージの処理に関連する脆弱性だが、「Apache Common Text」では補間する文字列が明確であり、信頼できない入力を不用意に渡たす可能性は低いと指摘。

「StringSubstitutor API」を使用し、信頼できない入力を適切にサニタイズしていない場合にのみ影響があり、現地時間10月18日の時点で、信頼できない文字列を扱うアプリケーションを認識しておらず、「同1.10.0」より前のバージョンを利用していても、脆弱ではない可能性も高いと述べた。

一方、「Apache Commons Text」の開発チームでは、今回のアップデートで入力検証に失敗した場合に備えてデフォルト設定を見直すなど対策を講じており、信頼できない入力を慎重に扱うことが推奨されることに変わりないと注意を喚起。利用者に脆弱性の影響を確認するよう求めている。

(Security NEXT - 2022/10/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

クラウドサーバにランサム攻撃、患者情報流出 - 日本美容医療研究機構
案内メールを「CC」送信で顧客のメアド流出 - 積文館書店
サイト掲載リーフレット、写真で個人特定可能に - 神奈川県理学療法士会
小学校で成績含むUSBメモリ紛失、データにはPW - 都城市
YCC情報システムにサイバー攻撃 - 影響など詳細を調査
総務省をかたる偽メールに注意 - 調査名目で情報詐取
「SandboxJS」にサンドボックス回避のクリティカル脆弱性などが判明
米当局、「FortiClient EMS」脆弱性の悪用に注意喚起 - 侵害有無の確認も要請
医師の経験症例リスト含むUSBメモリが所在不明 - 新潟大医歯学総合病院
県立高で学習管理サービスに成績一覧を誤掲載 - 埼玉県