「Chromium」の脆弱性狙う攻撃 - 派生ブラウザ利用者も注意を
米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、6月下旬に報告された「Chromium」の脆弱性が悪用されているとして注意喚起を行った。派生ブラウザも影響を受けるおそれがある。
スクリプトエンジン「V8」に型の取り違えの脆弱性「CVE-2025-6554」が明らかとなったもの。6月25日にGoogleの脅威分析グループ(TAG)が報告した脆弱性で、ゼロデイ攻撃が確認されている。CISAでは現地時間2025年7月2日に「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ同脆弱性を登録。米国内の行政機関へ対策を求めるとともに、広く悪用されるおそれがあるとして注意喚起を行った。
細工したウェブページを処理すると、データの書き込みや読み込みが行われるおそれがあり、CISAでは共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「8.1」、重要度を4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」と評価している。
セキュリティ機能を強化したいわゆる「セキュアブラウザ」をはじめ、多くのブラウザが「Chromium」をベースに開発されている。こうした派生ブラウザが今回判明したゼロデイ脆弱性の影響を受けるおそれもあるとして、米CISAも注意を呼びかけている。
Googleでは現地時間2025年6月30日、Windows向けに「Chrome 138.0.7204.97」「同138.0.7204.96」、macOS向けに「同138.0.7204.93」「同138.0.7204.92」、Linux向けに「同138.0.7204.96」をリリースし、同脆弱性に対処した。
マイクロソフトでは、「Chromium」をベースとした「Microsoft Edge」を開発しており、「CVE-2025-6554」を解消した「MS Edge 138.0.3351.65」を現地時間2025年7月1日にリリースしている。
(Security NEXT - 2025/07/03 )
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