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「Cisco Unified CM」に深刻なRCE脆弱性 - ESリリースのみ影響

Cisco Systemsの企業向け音声コラボレーションプラットフォーム「Cisco Unified Communications Manager(Unified CM)」「Cisco Unified Communications Manager Session Management Edition(Unified CM SME)」に深刻な脆弱性が明らかとなった。

現地時間2025年7月2日にセキュリティアドバイザリを公開し、機器に認証情報がハードコードされており、リモートより任意のコマンドを実行できる脆弱性「CVE-2025-20309」について明らかにしたもの。

認証情報は開発目的で用意されたもので、悪用することによりリモートからroot権限でログインし、任意のコマンドを実行することが可能となる。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは、最大値の「10.0」と評価されており、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

Cisco TAC(テクニカルアシスタンスセンター)より提供された修正版の「ESリリース」が対象としており、「同15.0.1.13010-1」から「同15.0.1.13017-1」までが影響を受ける。サービスアップデート(SU)版は脆弱性の影響を受けない。

(Security NEXT - 2025/07/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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