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「Lucee」にクリティカル脆弱性 - 悪用コード公開済み

オープンソースの「CFMLサーバ」である「Lucee」に脆弱性が明らかとなった。エクスプロイトコードも公開されている。

同サーバは、「ColdFusion Markup Language」との互換性を持ったウェブアプリケーション開発フレームワーク。

管理インターフェースにおいてリモートから任意のコードを実行できる脆弱性「CVE-2025-34074」が明らかとなった。以前判明している「CVE-2024-55354」とは異なる脆弱性としている。

悪用には管理画面へログインし、スケジュールタスク機能を利用して外部サーバから細工されたファイルを取得することで、「Lucee」のサービスアカウント権限によりサーバ上で任意のコードが実行可能となる。

共通脆弱性評価システム「CVSSv4.0」のベーススコアは「9.4」と評価されており、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

「Lucee 6.x」「同5.x」に影響があり、修正バージョンは不明。すでにエクスプロイトコードも公開されている。

(Security NEXT - 2025/07/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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