Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

患者情報入りUSBメモリが院内で所在不明に - 量研機構運営病院

量子科学技術研究開発機構は、同機構が運営するQST病院において、患者の個人情報が保存されたUSBメモリが所在不明となっていることを明らかにした。

9月30日に医師が病院内の共有電子カルテ端末で業務用のUSBメモリを使用し、作成した3件の死亡報告書を保存。

外来診療のため接続したまま離席したが、戻ったところ端末に接続していたUSBメモリがなくなっていたという。その後探索するも発見できず、10月6日に報告した。

USBメモリは院内の端末間でデータを移行する際に用いていたもので、暗号化といった対策は実施されていなかった。

さらに調査を行ったところ、USBメモリ内部には同院の患者3206人に関する氏名、病名、治療情報のほか、一部で生年月日、居住地域が含まれていたことが判明。さらに同院以外の患者に関しても最大105人の氏名、病名、治療情報も保存されていたことがわかった。

(Security NEXT - 2022/10/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

11店舗で未処理となっていた印鑑票の紛失が判明 - 旭川信金
分散トランザクション管理ツール「Apache Seata」に脆弱性
サーバにサイバー攻撃、影響など詳細を調査 - レイメイ藤井
「Kubernetes」マルチテナント管理ツール「Capsule」に深刻な脆弱性
Google、「Chrome 139」をリリース - AIが発見した脆弱性を修正
「Firefox 142」を公開 - 9件の脆弱性を解消
中学PTA議決資料が閲覧可能に、クラウドで設定ミス - 奈良市
緑地管理者がボランティア宛てメールを「CC」送信 - 名古屋市
旧保育所に不法侵入、建物内部に個人情報 - 北見市
マイナンバー文書を誤廃棄、保存期限の設定ミスで - 上三川町