「Adobe Acrobat/Reader」にアップデート - 移行急がれる「同2017」
Adobeは、「Adobe Acrobat」「Adobe Reader」の深刻な脆弱性に対処したセキュリティアップデートを公開した。「同2017(Classic版)」は6月にサポート終了を迎えるも、アップデートが用意されていたが、今回リリースがなかった。
各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあわせ、両製品に向けてアップデートを公開したもの。6件の脆弱性を修正している。
重要度を見ると3段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は「CVE-2022-38450」「CVE-2022-42339」の2件。いずれもスタックベースのバッファオーバーフローの脆弱性で、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「7.8」と評価されている。
のこる4件は2番目にあたる「重要(Important)」とレーティングされており、CVSS基本値のスコアは5点台だった。
同社はこれら脆弱性を解消するアップデートを用意。「Continuousトラック」の利用者向けに「同22.003.20258」、「Classicトラック」向けに「同20.005.30407」をリリースした。
(Security NEXT - 2022/10/12 )
ツイート
PR
関連記事
ATM取引情報が保存された外部記録媒体を紛失 - 苫小牧信金
県営住宅家賃滞納者情報含む一部督促状を誤送付 - 神奈川県
廃棄カルテが一般ゴミに紛れる、搬送中に飛散 - 薩摩川内市
職業性曝露事故の関係者情報含むUSBメモリが所在不明 - 秋田大病院
メルアカ乗っ取り被害、スパム送信の踏み台に - MaOI機構
RSSフィードが改ざん、外部サイトのリンク混入 - リョーサン菱洋HD
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Erlang/OTP」「RoundCube」の既知脆弱性が標的に - 米当局が注意喚起
情報セキュリティ教室の参加者一覧が閲覧可能に - NII
採用職員の健診関連情報含む名簿を誤送信 - 奈良県