Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

フィッシングURL、1カ月で5万件超 - 過去最多更新

1カ月間にフィッシング対策協議会へ報告されたフィッシング攻撃のURLがはじめて5万件を突破した。これは重複を排除した件数で、毎分1.24件のあたらしいフィッシングURLが見つかっている計算となる。

同協議会が、9月に報告を受けたフィッシング攻撃の状況を取りまとめたもの。フィッシング攻撃の報告は10万2025件。前月から7052件増加し、はじめて10万件を超えた7月に次いで2番目に多い件数となった。

1日あたりに換算すると約3400.8件の報告が寄せられたことになり、前月の約3063.6件から337.2件増となる。約25秒に1回の報告が寄せられた計算となる。

フィッシングサイトに用いられたURLは、重複を除いて5万3612件となり過去最多を更新。前月から4391件増加し、今回はじめて5万を突破した。

1日あたりに換算すると約1787.0件で、毎分1.24件のURLが報告されたことになる。

20221007_ap_001.jpg
フィッシング、URLの報告件数推移(グラフ:フィ対協の発表をもとに独自に作成)

(Security NEXT - 2022/10/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

2024年1Q、フィッシングサイトが増加 - サイト改ざんやスキャン行為は減少
フィッシングURLが前月比約84%増 - 使い捨てURLを悪用
警察庁、サイバー被害のオンライン通報窓口を設置 - 相談なども対応
「違法情報」の通報が約28.2%増 - 「犯罪実行者募集」は4000件超
フィッシング報告が前月比約35%減 - 悪用URLは約23%増
1年で不正サイトへのアクセス7億件をブロック - 前年から4割増
2023年の不正アクセス認知件数、前年比2.9倍に急増
J-CSIP、2023年4Qは脅威情報15件を共有 - 巧妙なフィッシングの報告も
ランサムウェア「ALPHV」、医療分野中心に被害拡大
1月のフィッシング、独自ドメイン使用する送信元メアドが増加