3月はフィッシング報告が約25万件で過去最多 - URLは前月比2.3倍に
2025年3月は、フィッシング攻撃に関する報告が前月の約1.7倍にのぼり、過去最多を更新した。悪用されたURLも前月の約2.3倍と大幅に増加している。
フィッシング対策協議会によれば、3月に寄せられたフィッシング攻撃の報告は24万9936件。前月の14万1223件から10万件以上増加し、これまでもっとも多かった2024年12月の23万2290件を上回り、過去最多記録を更新した。1日あたり約8062.5件の報告が寄せられている。
報告の約39.6%がeコマースを標的としたフィッシングに関するもので、約27.8%が「クレジット、信販関連」だった。さらに「航空関連」が約6.5%、「決済関連」が約5.6%、「証券関連」が約4.1%、「配送関連」が約2.9%、「金融関連」が約2.7%で続いている。
3月にフィッシング攻撃で悪用されたURLは5万1735件だった。2万2518件だった前月の約2.3倍に拡大。1日あたり平均約1668.9件のURLが悪用されている。
このうちサブドメインが違うURLを同一URLとし、それら重複を除外すると2万9605件だった。

フィッシング攻撃の報告数と悪用されたURL件数の推移(グラフ:フィ対協の発表をもとに独自に作成)
(Security NEXT - 2025/04/21 )
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