Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

フィッシングURL、1カ月で約4.9万件 - 報告は10万件を突破

同協議会の調査用メールアドレスに届いたフィッシングメールの送信元IPアドレスを見ると、中国の通信事業者から配信されたものが約92.1%と引き続き9割を超えており、日本国内から配信されたものは約4.7%だった。

調査用メールアドレスに届いたフィッシングメールのうち、約62.0%が差出人として正規のメールアドレスを用いた「なりすまし」メールとなっている。

送信ドメイン認証技術「SPF」において、「hardfail」で検出できたものは約6.6%。前月の約23.4%から大幅に減少した。約30.7%が受信ボックスへ配信される「softfail」と判断されている。

「DMARC」を用いることでのみ検出できるなりすましメールは約30.1%となり前月から上昇。送信ドメイン認証で判別ができない独自ドメインで送られたフィッシングメールが約32.6%にのぼっている。

お詫びと訂正:本記事初出時の記載において、一部数値の単位に誤りがあり訂正しました。ご迷惑をおかけした読者、関係者のみなさまにお詫びし、訂正いたします。

 

(Security NEXT - 2022/08/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「不正ログイン」相談が約1.5倍 - 「偽警告」は関係者逮捕で減少するも限定的
先週注目された記事(2025年10月26日〜2025年11月1日)
インシデントが2割強の増加 - 「EC-CUBE」改ざん被害も複数報告
9月のフィッシング、報告が22万件超 - 悪用ブランド過去最多
フィッシング報告約19万件 - URLは前月比1割減
フィッシングURLが前月比4割増、報告20万件超 - 証券関係が再増加
2Qの個人「サポート詐欺」相談は912件 - 検挙後に減少
6月はフィッシング報告が減少、証券関連影響 - URLは増加
インシデントが前四半期比37.3%増 - サイト改ざんが約2.4倍
フィッシング報告、過去最多の水準続く - 4分の1が証券関係