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「NVIDIA Triton」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正

主要フレームワークに対応し、機械学習モデルの推論処理を効率的に行うためのソフトウェア「Triton Inference Server」に複数の脆弱性が明らかとなった。「クリティカル」とされる脆弱性も含まれる。

現地時間2025年9月16日にセキュリティアドバイザリを公開し、5件の脆弱性について明らかにしたもの。WindowsおよびLinux環境が影響を受ける。

「CVE-2025-23316」は、「Python」バックエンドに存在する脆弱性。APIのモデル名パラメータを細工することで悪用が可能としており、任意のコードを実行されたり、情報漏洩、データの改ざんなどが生じるおそれがある。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」と評価されており、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

さらに重要度が「高(High)」とされる3件の脆弱性「CVE-2025-23268」「CVE-2025-23328」「CVE-2025-23329」や、「中(Medium)」とされる「CVE-2025-23336」が判明している。

脆弱性によって影響を受けるバージョンは異なるが、いずれも「Triton Inference Server 25.08」で解消されており、利用者に注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2025/09/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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