Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Samsung、モバイル端末の複数脆弱性を修正 - 一部で悪用も

Samsungは、モバイル端末向けに9月の月例セキュリティ更新を公開した。Googleによる修正のほか、同社独自の脆弱性に対処した。一部脆弱性は、すでに悪用が確認されている。

今回のアップデートでは、あわせて70件以上の脆弱性に対処した。

具体的には、Googleが2025年9月にリリースした修正を反映。「クリティカル(Critical)」とされる「CVE-2025-27034」「CVE-2025-48539」のほか、「高(High)」とされる58件など、あわせて60件の脆弱性を解消している。

くわえて同社独自に脆弱性25件の修正を実施したという。CVEベースで11件の脆弱性について明らかにしており、なかでも「CVE-2025-21043」については、重要度を「クリティカル(Critical)」としている。

「CVE-2025-21043」は「libimagecodec.quram.so」において域外メモリに書き込みが行われる脆弱性。8月13日に報告を受けたとしており、すでに悪用について把握しているという。

(Security NEXT - 2025/09/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

AI開発フレームワーク「Flowise」に複数の「クリティカル」脆弱性
「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Cisco IOS XR」にDoSや署名バイパスの脆弱性 - 修正版リリース
「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 - 最新版で修正済み
工場向けMOMシステム「DELMIA Apriso」脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
Ivantiのエンドポイント管理やリモートアクセス製品に脆弱性
デバッグ支援ツール「NVIDIA NVDebug tool」に複数の脆弱性
ネットワーク監視ツール「Stork」に脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
GitLab、バグ報奨金プログラムで報告された脆弱性6件を解消
「Adobe Commerce」「Magento」に深刻な脆弱性 - Adobeと外部で温度差