「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
マイクロソフトは現地時間2025年9月11日、同社ブラウザ「Microsoft Edge」のセキュリティアップデートを公開した。深刻な脆弱性を解消している。
オープンソースのブラウザ「Chromium」において脆弱性を修正するアップデートが行われたことを受けて反映したもの。「Chromium 140.0.7339.133」をベースとする「MS Edge 140.0.3485.66」をリリースした。
「CVE-2025-10200」は、バックグラウンド処理を行う「Service Worker」に明らかとなった解放後のメモリを使用する「Use After Free」の脆弱性。
先に「Chrome」を公開しているGoogleでは、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。
あわせて重要度が「高(High)」とされる「CVE-2025-10201」へ対処した。プロセス間通信(IPC)を行うコンポーネント「Mojo」の実装不備に起因する脆弱性となる。
今回修正した脆弱性は2件としており、「MS Edge」固有の脆弱性はなかった。
(Security NEXT - 2025/09/12 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
CiscoやSonicWallのゼロデイ脆弱性悪用に注意喚起 - 米CISA
「Node.js」のアップデートが再延期 - 年明け2026年1月7日を予定
SonicWallのリモートアクセス製品「SMA1000」にゼロデイ脆弱性
「Apache Airflow」の開発用拡張コンポーネントにRCE脆弱性
NVIDIAのロボティクスやAI開発向けシミュレーション基盤に脆弱性
Ciscoのメールセキュリティ製品にゼロデイ攻撃 - 構成や侵害状況の確認を
Fortinet複数製品の認証回避脆弱性、悪用が発生 - 設定確認を
「Apache Commons Text」旧版に深刻な脆弱性 - 「FileMaker Server」に影響
「Chrome」にアップデート - 「WebGPU」「V8」の脆弱性を解消
SAP、月例パッチで脆弱性15件を修正 - 「クリティカル」も
