偽「国勢調査」に注意 - 罰則で不安煽り、記念品で関心引く
フィッシング対策協議会は、まもなく実施される「国勢調査」に便乗したフィッシング攻撃が確認されているとして注意喚起を行った。メールやSMSなどから誘導しており、注意を求めている。
国勢調査は、人口や世帯の実態を把握するため、5年に1度実施されている。2025年は22回目となる対象年にあたり、10月1日を基準日として全国で一斉に実施される予定。外国人も含め、国内の全居住者が対象となり、インターネット経由の回答なども受け付ける。
フィ対協によれば、複数の文面で総務省をかたるフィッシングメールが出回っており、「国勢調査」の回答依頼に見せかけてメール内のリンクにアクセスするよう求めていた。
全住民が対象で回答義務があり、未回答だと罰則の対象となる場合があるとし、実際とは異なる勝手な回答期限を示して不安を煽る一方、「先着順の数量限定で記念品を用意している」などと興味を引こうとしていた。
誘導先の偽サイトでは電話番号にくわえて、その後送信される認証コードなど、個人情報をだまし取ろうと試みる。

「国勢調査」に見せかけたフィッシングサイトの事例(画像:フィ対協)
(Security NEXT - 2025/09/22 )
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