フィッシングURL、1カ月で約4.9万件 - 報告は10万件を突破
クレジットカードの利用確認を装う手口で、大量のドメインとサブドメインの組みあわせが用いられており、URL件数全体の約79.8%を占める。報告数を見ても全体の約47.6%がクレジットカードの利用確認を装うフィッシングに関するものだった。
異なるURLのフィッシングサイトが同一のIPアドレス上に多数設置されており、同協議会で稼働を確認できたURLに対し、IPアドレスの件数は1%以下だという。
悪用されたブランド件数の推移(グラフ:フィ対協の発表をもとに独自に作成)
悪用されたブランドは前月から14件減となり86件。3月以降、4カ月連続で100件を超えていたが、やや落ち着きを見せている。
内訳を見るとクレジットや信販系が25件、ISP、ホスティング事業者、メールサービスが17件、都市銀行やネット銀行など金融系ブランドが8件だった。
特に「VISA」「マスターカード」「JCB」をかたるメールが多く報告されており、次いで報告数が多かった「Amazon」「三井住友カード」をあわせると全体の約73.2%を占めた。15ブランドで1000件以上の報告があり、これらで全体の約92.7%にのぼる。
(Security NEXT - 2022/08/03 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
2024年1Q、フィッシングサイトが増加 - サイト改ざんやスキャン行為は減少
フィッシングURLが前月比約84%増 - 使い捨てURLを悪用
「違法情報」の通報が約28.2%増 - 「犯罪実行者募集」は4000件超
フィッシング報告が前月比約35%減 - 悪用URLは約23%増
1年で不正サイトへのアクセス7億件をブロック - 前年から4割増
2023年の不正アクセス認知件数、前年比2.9倍に急増
J-CSIP、2023年4Qは脅威情報15件を共有 - 巧妙なフィッシングの報告も
1月のフィッシング、独自ドメイン使用する送信元メアドが増加
「セキュリティ10大脅威2024」 - 個人の脅威は順位表示を廃止
「フィッシング詐欺」、1年に3回も被害あったケースも