個人情報の漏洩や紛失などの報告、2020年度は4141件 - 個情委
報告を受けた4141件の82.2%は、書類やメールの誤送付、書類、電子媒体の紛失などだった。それ以外では、不正アクセスなどの報告が目立ったという。1件あたりの対象人数は500人以下が91.3%と大半を占めるが、5万1人以上のケースも43件あった。
同委員会へ直接報告があった1027件の詳細を見ると、63.8%が事業者の従業員による不注意に起因。委託先従業員の不注意10.9%をあわせると74.7%にのぼる。
不正アクセスや盗難など、事業者において第三者により意図的に漏洩などが生じたケースは156件、委託先で生じた27件をあわせると17.8%にあたる183件だった。
事業者の従業員による意図的な漏洩は13件、委託先従業員による意図的な漏洩2件をあわせると15件となり、全体の約1.5%にあたる。
漏洩した情報の形態は、紙媒体のみが50.9%。電子媒体のみが45.3%だった。91.0%において氏名、生年月日、性別、住所の基本情報以外が含まれる。また80.4%に顧客情報、11.1%に従業員情報が含まれていた。
(Security NEXT - 2021/06/14 )
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