国立病院機構、職員が患者情報約14万件含むPCを持ち出し - オークション落札者の連絡で判明
端末を持ち出した職員は、一時自宅でパソコンによる作業を行っていたが、その後使用しなくなり、そのまま失念。自宅で保管されていたパソコンを職員の家族が不要であると勘違いし、2020年9月に廃棄事業者に処分を依頼し、同事業者よりパソコンを買い取った人物が、インターネットオークションへ出品していた。
同機構ではオークション落札者より端末を買い取り、端末内部のログについて調べたが、持ち出した職員が最後に作業を行って以降、問題のファイルを開いた形跡などは見つからなかったとしている。
職員がパソコンを持ち帰った当時、同センターでは端末の入れ替えを行っており、問題の端末はすでに業務に利用しておらず廃棄予定だった。そのため持ち出しに気が付かなかったという。
今回の問題を受けて、同機構では同職員について3月19日付で停職10日とする懲戒処分を行った。
(Security NEXT - 2021/04/07 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
11店舗で未処理となっていた印鑑票の紛失が判明 - 旭川信金
分散トランザクション管理ツール「Apache Seata」に脆弱性
サーバにサイバー攻撃、影響など詳細を調査 - レイメイ藤井
「Kubernetes」マルチテナント管理ツール「Capsule」に深刻な脆弱性
Google、「Chrome 139」をリリース - AIが発見した脆弱性を修正
「Firefox 142」を公開 - 9件の脆弱性を解消
中学PTA議決資料が閲覧可能に、クラウドで設定ミス - 奈良市
緑地管理者がボランティア宛てメールを「CC」送信 - 名古屋市
旧保育所に不法侵入、建物内部に個人情報 - 北見市
マイナンバー文書を誤廃棄、保存期限の設定ミスで - 上三川町