Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

国立病院機構、職員が患者情報約14万件含むPCを持ち出し - オークション落札者の連絡で判明

国立病院機構姫路医療センターにおいて、患者情報約14万人分の個人情報が保存されたパソコンが持ち出され、インターネットオークションに出品されていたことがわかった。

同機構によると、2018年末に事務職の職員が同機構の業務用ノートパソコンを無許可で持ち出していたもの。仕事が終わらず、自宅へ持ち帰って業務に用いていたという。

問題の端末内部には約14万件の個人情報が保存されていた。このうち約12万件は、名前や最終来院日など保存した紙カルテの保存一覧。

のこる約2万件については名前、生年月日、住所で、約4000件については、病名なども含まれる。端末内部のデータは暗号化していなかった。

今回の情報流出は、2020年10月3日に同機構のものと見られる端末をインターネットオークションで落札したとの連絡が外部より寄せられ、問題が発覚した。

(Security NEXT - 2021/04/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
ランサム攻撃者が犯行声明、事実関係を確認中 - アスクル
ペット保険システムから契約者情報など流出した可能性 - アクサ損保
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
「Adobe Commerce/Magento」や「WSUS」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
インシデントが2割強の増加 - 「EC-CUBE」改ざん被害も複数報告
韓国関連グループの標的型攻撃が継続 - GitHub悪用でマルウェア展開
米当局、「WSUS」脆弱性で対象サーバの特定や侵害監視を呼びかけ