ブラウザの通知機能を悪用、巧妙な「偽アラート」に注意
悪質な通知には、セキュリティベンダーやWindowsのロゴなども悪用。OSやセキュリティソフトがアラートを発行したかのように見せかけていた。こうした偽通知では「偽の当選サイト」に誘導するケースなどもあるという。
これまでもブラウザ上で偽警告を表示する手口が見られたが、「通知機能」は、ブラウザによる通知としてOS上で表示されるため、OSや他アプリケーションが発行したアラートと勘違いしてしまうおそれもある。
同機構では、ブラウザの通知を安易に許可しないといった対応や、表示された通知をそのまま信頼せず、真偽が判断できない場合は、使用しているセキュリティ対策ソフトのサポートやパソコンメーカーに確認するよう求めた。
またウェブサイトへ通知を許可した場合も、ブラウザより取り消すことができるとして注意を呼びかけている。

PCにおいてセキュリティベンダーやOSを装った通知。スマートフォンを狙うケースもある。よく見ると通知を行ったブラウザとウェブサイトのURLが記載されている。(画像:IPA)
(Security NEXT - 2021/03/10 )
ツイート
PR
関連記事
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Chrome」に複数脆弱性 - セキュリティアップデートで解消
米CISA、「Chromium」脆弱性の悪用に注意喚起 - 派生ブラウザも警戒を
「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消
「MailEnable」に深刻なXSS脆弱性 - 実証コードも公開
「Chrome」にゼロデイ脆弱性 - アップデート公開、事前緩和策も
先週注目された記事(2025年5月25日〜2025年5月31日)
「Microsoft Edge」の更新プログラムに脆弱性 - 修正を実施
「Firefox 139」を公開 - 「クリティカル」脆弱性に対処
「Chrome」にアップデート - 11件のセキュリティ修正