Oracle、定例パッチを公開 - 脆弱性のべ374件を修正
Oracleは現地時間2025年10月21日、四半期ごとに公開している定例アップデート「クリティカルパッチアップデート(CPU)」をリリースした。
今回のアップデートは、「Oracle Database Server」「Oracle NoSQL Database」「Oracle Java SE」をはじめ、「Oracle Fusion Middleware」「Oracle E-Business Suite」「Oracle Commerce」「Oracle Communications」「Oracle PeopleSoft」「Oracle REST Data Services」「Oracle Virtualization」「Oracle Supply Chain」「Oracle Siebel CRM」など、対象製品は多岐にわたる。
対応した脆弱性は、のべ374件としており、製品間の重複を除いた場合も、CVEベースで170件にのぼっている。
374件における共通脆弱性評価システム「CVSS v3」のベーススコアを見ると、約半数にあたる186件が「7」以上と評価されている。さらにこのうち40件については、「9」以上とレーティングされている。
ベーススコアが最大値である「10.0」とされる脆弱性はなかったが、19件については「9.8」と高い。「Oracle Communications」や「Oracle Marketing」「Oracle GoldenGate Stream Analytics」「Oracle Financial Services」「Oracle Identity Manager」「Oracle Outside In Technology」「Siebel CRM Deployment」「MySQL Workbench」などに確認された。
(Security NEXT - 2025/10/22 )
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