Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告

2025年9月のアップデートで修正された「VMware Tools」および「VMware Aria Operations」に関する既知の脆弱性が、悪用されている可能性があることがわかった。

Broadcomでは現地時間2025年9月29日にセキュリティアドバイザリで、3件の脆弱性「CVE-2025-41244」「CVE-2025-41245」「CVE-2025-41246」を明らかにしているが、現地時間2025年10月30日に同アドバイザリを更新。このうち「CVE-2025-41244」が悪用されている可能性があることを明らかにした。

「CVE-2025-41244」は、「VMware Tools」を利用し、「VMware Aria Operations」で管理されている仮想マシンが影響を受ける脆弱性。「SDMP」を有効化している場合、仮想マシンのローカル環境において権限の昇格が可能となり、root権限を取得されるおそれがある。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「7.8」、重要度を「重要(Important)」とし、脆弱性に対応したアップデートを提供していた。

同社は、「CVE-2025-41244」が実際に悪用されたと見られる事例の情報を確認していると説明。あらためて利用者に注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2025/10/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Chromium」ゼロデイ脆弱性、Macに影響 - 米当局が注意喚起
「Plesk」Linux版に権限昇格の脆弱性 - アップデートで修正
ウェブメール「Roundcube」にXSSなど脆弱性 - 更新を強く推奨
「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「pgAdmin4」リストア処理にRCE脆弱性 - 2カ月連続で判明
地理空間データを活用する「GeoServer」の脆弱性攻撃に注意