1月のフィッシング報告大幅増、4万件超に - 「Amazon」関連が6割
1月のフィッシング報告件数は、過去最多となった前月のさらに36.7%増となる4万3972件だった。悪用されたURLはやや減少している。
フィッシング対策協議会が同月におけるフィッシング攻撃の状況について取りまとめたもの。
同月に寄せられたフィッシングの報告は4万3972件。これまでも増加傾向が続いてきたが、1月は特に増加幅が大きく、過去最多となった前月の3万2171件をさらに1万1801件上回った。1日あたり1418.5件の報告が寄せられたことになる。
フィッシングサイトに利用されたユニークなURLは5884件で、前月の6155件から271件減少したが、高い水準で推移。1日あたり189.8件のURLが確認されている。
同月に悪用が確認されたブランドは前月を4件上回る67件だった。引き続き「Amazon」関連の報告が多く、全体の61.4%にのぼる。また「三井住友カード」「楽天」「MyJCB」「三菱UFJニコス」をかたるフィッシングも目立っており、これら上位5ブランドで報告数全体の88.6%を占めた。

フィッシングの報告、URL件数の推移(フィ対協の発表をもとに独自に作成)
(Security NEXT - 2021/02/03 )
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