Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

米NSA、脆弱なTLS構成の利用排除を要請

NSAでは、推奨するバージョン、暗号スイート、鍵交換方法などの構成などをGitHub上で公開。ネットワーク監視などを用いて脆弱なトラフィックを検出し、クライアントやサーバを特定、修正するよう求めている。

なお国内においては、情報処理推進機構(IPA)が「TLS暗号設定ガイドライン」を提供している。「TLSサーバ」を構築したり運営する関係者向けに暗号技術評価プロジェクト「CRYPTREC」が策定したガイドラインで、技術的な解説や要求設定、チェックリストを収録している。

要求設定など見直した最新版となる「同3.0.1版」を2020年7月に公開しており、旧版利用者に対しても、最新版に基づく見直しを実施するよう推奨している。

(Security NEXT - 2021/01/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「OpenSSL」にサービス拒否の脆弱性 - 次期更新で修正予定
「OpenSSL」のRSA公開鍵チェックに脆弱性 - SSL/TLS実装に影響なし
ESETのエンドポイント向け製品に脆弱性 - アップデートで修正
「OpenSSL」にサービス拒否の脆弱性 - 重要度は「低」
キャッシュプロキシサーバ「Squid」に複数の深刻な脆弱性
「BIND 9」に複数の脆弱性 - アップデートが公開
「Barracuda ESG」脆弱性、修正の7カ月前に悪用の痕跡
「OpenSSL」にアップデート、累積した脆弱性3件を解消
「Apache Pulsar」に認証不備の脆弱性 - 権限昇格のおそれ
ビデオ会議「Zoom」、チャットメッセージの暗号化に不備