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「IBM AIX」に複数のRCE脆弱性が判明 - パッチや暫定修正プログラムを公開

「IBM AIX」において、リモートから任意のコマンドが実行可能となる深刻な脆弱性2件が明らかとなった。アップデートが提供されている。

「IBM AIX 7.3」「同7.2」において、NIM関連ファイルセットに2件の脆弱性が明らかとなったもの。

「CVE-2024-56346」は、「nimesis NIMマスターサービス」においてプロセス制御の不備に起因する脆弱性。あわせて「nimsh」サービスにおいてSSL/TLSによる保護に起因する脆弱性「CVE-2024-56347」が判明している。

いずれも認証を必要とすることなく脆弱性を悪用でき、リモートより任意のコマンドを実行されるおそれがある。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは、「CVE-2024-56346」が最高値となる「10.0」、「CVE-2024-56347」が「9.6」。いずれも重要度はもっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

同社は、対象バージョンごとに対象ファイルのバージョンを示し、アップデートや暫定の修正プログラムなどを用意。脆弱性へ対処することを強く推奨している。

(Security NEXT - 2025/03/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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