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「OpenSSL」のRSA公開鍵チェックに脆弱性 - SSL/TLS実装に影響なし

「OpenSSL」の開発チームは、脆弱性に関するあらたなアドバイザリをリリースした。現地時間1月9日に「CVE-2023-6129」に関するセキュリティアドバイザリが公開されているが、異なる脆弱性となる。

現地時間1月15日、「CVE-2023-6237」に関するセキュリティアドバイザリをあらたにリリースしたもの。2023年11月に報告を受けた脆弱性で、不正確なRSA公開鍵をチェックする処理に長時間を要するおそれがある。

信頼できないソースより取得した鍵などをチェックするアプリケーションなどで、サービス拒否が生じるおそれがある。

「同3.2.0」「同3.1.4」「同3.0.12」および以前のバージョンに脆弱性は存在するが、SSL/TLSの実装に関しては影響を受けないとしている。

開発チームでは、脆弱性の重要度を4段階中もっとも低い「低(Low)」とレーティングした。ソースリポジトリにおいて修正済みだが、影響は小さいことからアップデートは現段階で用意していない。今後アップデートをリリースするタイミングで今回の修正を反映させる予定。

(Security NEXT - 2024/01/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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