Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Apache Tomcat」にDoS脆弱性 - 6月のアップデートで修正済み

「Apache Tomcat」の開発チームは、サービス拒否の脆弱性を明らかにした。6月のアップデートで修正済みだという。

9月23日にメーリングリストへ投稿し、サービス拒否の脆弱性「CVE-2024-38286」について明らかにしたもの。重要度を4段階中、上から2番目にあたる「重要(Important)」とレーティングしている。

特定の設定において、「TLSハンドシェイクプロセス」によりヒープメモリを枯渇させ、サービス拒否を引き起こすことが可能になるという。

6月19日にリリースした「同10.1.25」「同9.0.90」にて修正済みとしており、利用者に注意を呼びかけた。

これらバージョンでは、「HTTP/2ストリーム」における「HTTPヘッダ」の処理に起因するサービス拒否の脆弱性「CVE-2024-34750」についても修正されている。

(Security NEXT - 2024/09/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

個人情報含む契約書類を誤送信、アドレス帳で選択ミス - 新潟県
生徒情報含むデータを第三者メアドへ誤送信 - 鹿児島高
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
中国電力にサイバー攻撃 - 設定不備のリモート接続機器より侵入
海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ
先週注目された記事(2025年4月20日〜2025年4月26日)
全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念